司法書士


司法書士とは…?

司法書士(しほうしょし)とは、司法書士法に基づく国家資格で、専門的な法律の知識に基づき登記及び供託の代理、裁判所や検察庁、法務局等に提出する書類の作成提出などを行うことができます。
また、法務大臣から認定を受けた認定司法書士は、簡易裁判所における民事訴訟、民事執行、民事保全、和解、調停などにおいて当事者を代理することができるようになります。

司法書士になるためには…?

司法書士になるためには、大きく分けて二つの方法があります。
まず一つが、司法書士試験に合格することです。
司法書士試験は、午前科目午後科目計11科目の択一式問題がそれぞれ35問ずつと、不動産登記法と商業登記法の記述式の問題が各1問ずつ出題されます。
午前の部、午前の部の択一式、午後の部の記述式にはそれぞれ基準点が設定され、全ての基準点を突破し、なおかつ合格点を超えた受験生が司法書士となる資格を得ることができます。

また、裁判所事務官、裁判所書記官、法務事務官若しくは検察事務官としてその職務に従事した期間が通算して十年以上になる者又はこれと同等以上の法律に関する知識及び実務の経験を有する者であって、法務大臣が司法書士の業務を行うのに必要な知識及び能力を有すると認めた場合にも司法書士となる資格を得ることができます。

司法書士試験とは…?

司法書士試験は、原則毎年7月の第1週の日曜日に行われます。
試験自体は午前の部(民法・憲法・刑法・会社法【商法】の4科目)と午後の部(不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・供託法・司法書士法の7科目)に分かれており、択一式の問題が午前の部と午後の部それぞれ35問ずつ、午後の部には不動産登記法と商業登記法の記述式の問題が各1問ずつ出題されます。
午前の部、午前の部の択一式、午後の部の記述式にはいずれも基準点が設定されて、全ての基準点を突破し、なおかつ合格点を超えなければ司法書士試験に合格することはできません
毎年2万人近くの受験者がいる中で、合格率は僅か3%前後と非常に低く、最も難易度の高い資格試験の一つです。

司法書士試験に合格するためには…?

司法書士試験は、年に一度しか行われず、一日の試験において合計11科目が出題されるため、その出題範囲は広く、覚えるべき知識は膨大です。
税理士・中小企業診断士のような、科目ごとの合格制度もありませんので、合計11科目の知識を偏りなく、バランスよく習得して試験に臨む必要があります。
とりわけ午後の部においては、択一式35問・記述式2問が出題されるにもかかわらず、試験時間が3時間しかないため、一つ一つの問題を素早く処理する必要があり、正確かつスピーディーな処理能力が要求されます。

司法書士試験に合格すると…?

晴れて司法書士試験に合格すると、その後中央新人研修・ブロック研修・各都道府県の主催する研修を受けることができます。
また希望者については、認定司法書士になるための特別研修(100時間研修)を受けることもできます。
特別研修を修了すると、認定司法書士になるための認定考査を受験することできます。認定考査は毎年6月の初旬に行われ、70点満点中40点を取ることができれば合格することができる、絶対評価の試験です。

司法書士になれない場合とは…?

次のいずれかに該当する場合は、たとえ司法書士になる資格を得ていたとしても、司法書士となることができません。
①禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなってから三年を経過しない者
②未成年者、成年被後見人又は被保佐人
③破産者で復権を得ないもの
④公務員であつて懲戒免職の処分を受け、その処分の日から三年を経過しない者
⑤第四十七条の規定により業務の禁止の処分を受け、その処分の日から三年を経過しない者
⑥懲戒処分により、公認会計士の登録を抹消され、又は土地家屋調査士、弁理士、税理士若しくは行政書士の業務を禁止され、これらの処分の日から三年を経過しない者

司法書士として業務を行うためには…?

司法書士となる資格を有する者が司法書士となるには、日本司法書士会連合会の司法書士名簿に登録を受けなければなりません。
司法書士名簿の登録を受けるためには、申請書・添付書面と併せて、日本司法書士会連合会会則第50条の規定により、手数料として25,000円を日本司法書士会連合会に納付する必要があります。 

☆行政書士試験合格にオススメの講座☆

私が司法書士試験に合格のために利用した講座は、伊藤塾の入門講座です。
伊藤塾の入門講座は、一人の講師が全ての科目を担当し、一貫して指導してくれるので安心して受講することができます。
私は伊藤塾の山村拓也講師の元で入門講座を受講し、合格まで辿り着くことができました。
伊藤塾の山村拓也講師は、「答案構成」という手法で、多くの受験生が苦手とする記述式を基礎の段階から学ぶことができるので、オススメです。

さらに演習が必要な段階になった場合、LECの精選答練もオススメです。
LECの精選答練は良問が揃っており、本試験の傾向に沿った出題を意識して作問されているので、盤石な実力をつけることができます。

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