司法書士試験に合格すると、次の関門となるのが、「認定考査」です✏️
ご自身が取り扱う業務によっては、認定考査の受験は必要ない、とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、司法書士が今後要求される場面を考えると、認定考査を受験し、認定司法書士となることをオススメします🤔
1.認定考査とは
認定考査とは、司法書士試験合格者が合格後、約100時間の特別研修を修了した方だけが受験することができる試験で、合格する(=認定される)と主に140万円の民事事件の代理人となることができる、「認定司法書士」と名乗ることができるようになります😌
認定考査は毎年6月の初旬に行われ、70点満点中40点を取ることができれば合格することができる、絶対評価の試験です💡
司法書士試験合格者であれば、しっかりとした対策を行えば、通らない試験ではありませんが、人によっては仕事をしながらの受験となりますので、決して易しい試験ではありません😊
合格率(=認定率)も認定考査開始当初は70%を超える高い割合でしたが、近年に至っては50%前後の年もあれば、80%近い年もあり、受験年度によって認定率は大きく異なっています🤔
ただ繰り返しになりますが、やるべき内容は毎年ほぼ同様なので、しっかりと対策をした受験生が合格できる(認定される)試験だと言えると思います👌
2.認定考査の出題範囲とは
法務省の受験案内には、試験範囲は
「事実認定の手法に関する能力、立証活動に関する能力、弁論及び尋問技術に関する能力、訴訟代理人としての倫理に関する能力その他簡裁訴訟代理等関係業務を行うのに必要な能力を習得したかどうかについて、記述式により行う。」
とあります✏️
難しく記載しておりますが、要は「要件事実論」と「司法書士倫理」について、記述式で答えさせる、というものです💡
どちらも、司法書士試験においては択一のみでの出題(前者は主に「民事訴訟法等」、後者は「司法書士法」)でしたが、認定考査においては、それらを実際に記述して解答しなければなりません🥺
ですから、記載してある内容の正誤を判断するより深い理解を問う出題となっていますので、各科目で解答できるだけの訓練を積む必要があります💦
3.認定考査の勉強方法
司法書士試験でもそうでしたが、試験の攻略のためには、「過去問の研究」が必須となります🤔
ですから、認定考査においてもまずは過去問を早い段階から見ておくようにしましょう😌
特に「司法書士倫理」の分野では、毎年同じような出題がされているため、何年度分か見ておくことによって、出題傾向が見えてくるはずです✨
問題は「要件事実論」についてですが、司法書士試験の記述式のように、事例が与えられ、その事例を紐解いていって問いに従って解答していく形式となっております。
要件事実論といっても出題範囲は広いですから、まずはオーソドックスな箇所(売買や金銭消費貸借、建物明渡など)をまずは押さえるようにして、その後少しマイナーな箇所を押さえるようにしていくと良いと思います✏️
その際には、どの要件があれば各法律効果が生じるか、を意識しながら勉強していくと理解が進みます😊
ここで大事なのが、暗記に頼るよりかは、一個一個丁寧に条文を読みながら理解するように学習すること、です💡
択一で解答するのとは違い、深い理解を問うものとなっていますから、全てを暗記で乗り切るのは得策ではありません💦
ですから逆にいえば、司法書士試験とは違い、大量に暗記しなければならないわけではないので、今まで培ってきた知識がより強固になるような感覚になりますので、ある意味では「楽しんで」学習ができるはずです😌
また、試験形式が記述なので、普段から書籍等を読むだけではなく、実際に記述して学習するべきだと思います😤
お手持ちのテキストや過去問を実際に解くときには、必ず本番と同様、消せないボールペンなどで記述する練習をしておくようにましょう😌
4.オススメの認定考査対策書籍&対策講座
今まで学習してきた知識が役に立つとはいえ、ただ漫然と勉強するのは効率的ではありません🥺
そこでオススメなのは、▶認定司法書士への道
です📖
私が受験をしていた頃は、一冊しかありませんでしたが、現在では「入門編」「理論編」「実践編」と分かれております📎
個人的には、ここまで本試験まで学習をされてきた方であれば、「▶実践編」のみの購入だけで良いかと思います🤔
この書籍の良いところは、事例形式で問いとその解説があり、例題・過去問を解きながら要件事実論の学習ができるところです✨
また、どうしても書籍だけでは足りない、勉強がなかなかできない、という方は、各受験指導校の認定考査対策講座を受講してみるのも良いと思います💡
参考として、二社の講座を挙げておきます✏️
いかがだったでしょうか🤔
認定考査は決して合格が難しい試験ではありませんが、今まで本試験まで大変な学習をしてきたため、そこからさらに認定考査のためにギアを上げて勉強するのは、なかなか大変だと思います🥺
特に本試験に合格して、すぐに司法書士事務所に勤めるという方は、慣れない実務をやりながらの学習となるので、想像以上に大変になるかと思います😣
時には、「今の実務に関係ないし、認定考査なんて受けなくてもいいか」と思ってしまうこともあるでしょう😣
しかし、将来的に民事事件を扱わないとしても、実務をやりながら必ずどこかで、法律相談を受けることがあるはずです✨
認定考査を受験して損することは絶対にないと思いますので、本試験の勉強で受験知識がまだ新鮮なうちに、認定考査の勉強をすることを強くオススメ致します😤
是非、今年度本試験の合格とともに、認定考査の合格も目指しましょう😌
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