資格試験を突破するためには、本試験で出題される問題を徹底的に研究し、攻略するための方法論を確立する必要があります🤔
ですから、資格試験に合格するためには、択一式の過去問を攻略することが必須になります
択一式の問題は、知識があれば解けることが多いので、思考過程にあまり意識が向かないかもしれません😔
択一式の問題が苦手だという受験生は、是非参考にしていただければと思います😊
本日は、択一式の過去問の使い方について記事を書いてみたいと思います✨
1.効果的な過去問の使い方とは(択一式)
資格試験において、過去問の攻略が大事であることは周知の事実かと思います🤔
しかし、ただ何となく解いているだけの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか🥺
過去問をより効果的に利用するためには、何のために過去問を使うのか、を理解する必要があります🤔
過去問とは、出題の範囲・頻度・難易度を知るために使います✨
すなわち、出題の範囲・頻度はインプットとしての意味合いが、出題の難易度はアウトプットとしての意味合いがあるのです💡
2.インプットとしての過去問の使い方
出題の範囲・頻度については、お手持ちのテキストや通っておられる受験指導校にて、どこがどれだけ出題されているのか、指示がされているかと思います👍
テキストにおいては太字や色分けがされていたり、受験指導校においては講師から強調すべきところにマーカー等を引くように指示があるはずです✨
また、お手持ちのテキストに過去問の出題箇所をメモしたり、マーカー等で出題箇所を強調しておくと出題の範囲・頻度について反映させたテキストで学習することができます👍
受験生の皆様も、インプットとしての過去問学習は、受験指導校の指示があるため自然とやっているのではないかと思います😊
2.アウトプットとしての過去問の使い方
私が特に強調したいのは、どちらかというとアウトプットとしての過去問学習です😤
前提として、過去問におけるアウトプット(=問題を解く)としての意味合いというのは、学習を積み重ねれば重ねるほど、どんどん薄くなっていきます🥺
それは何度も同じ問題を解けば、自然と
「この問題では”a”(ある条文・判例知識)について聞かれていたな🤔」
と反射的に答えられるようになってしまうからです🥺
しかし、ある過去問も出題された年においては、新作の問題だったはずです🤔
初めて解いたときは、当然ながら答えはおろか、その問題においてどの知識を聞かれているかも分かりません😔
新作の問題としての出会いはたった一度だけです💡
それ以降は、答えと解き方を見たことのある、いわゆる『過去問』へと変わります🤔
この過去問をどのようにしてアウトプット素材として使用するかというと、
『この問題を”初めて”見たときにどうするか』
という視点で過去問を見るようにするということです💡
初めて見た問題は、前述のとおりどの知識に関する問題かなんて分からないので、その問題で問われている知識を引き出すところからスタートします🤔
3.過去問(択一式)の具体的な使用方法
では、どのようにして知識を引き出すかというと、問題文中のキーワードより”a”(ある条文・判例知識)に関する問題ではないかと連想し、文中よりその知識に関する問題かどうかを丁寧に検討していきます✏️
この連想と検討こそが新作の問題を取り組むときに行う思考過程です👍
※択一式の問題の解き方については、下記記事でも詳細に書いておりますので、併せて確認してみて下さい💡
因みに私自身もよくありましたが、
「”a”(ある条文・判例知識)に関する問題だと思って解いたのに、解答見たら”b”(aとは違う条文・判例知識)に関する問題だった😣」
という場合、連想したはいいものの、文中での検討を怠ったことによる間違いであったということになります🤔
上記のように、検討を怠った結果解いた問題を間違えた際、
「解答見たら、知っている知識だった😣」
と感じたら、それは知識の有無や精度が原因ではなく、思考過程に瑕疵があるということになりますので、そこからお手持ちのテキストに戻って知識の確認をしても、次に同じような問題が出題された場合に、解けるようにはなっているわけではありません😔
それはインプットに問題があるわけではなく、アウトプットの方法に問題があるからです💦
話を過去問に戻しますと、過去問においては繰り返し述べているように、問われている知識も問題の解き方も分かっているため、上記のようにアウトプットし損ねて間違えてしまう、ということは少ないかもしれません🤔
ですから、新作の問題を解くとき以上に一つ一つ丁寧に連想と検討の思考過程をなぞっていく必要があります💡
すなわち、この問題は文中のどのキーワードから”a”(ある条文・判例知識)を連想し、文中で連想した知識と照らし合わせて、それを否定する表現がないかを検討していくという作業をしていくということです👍
前回からお話している、アウトプットとしての過去問学習についてですが、過去問を解いて間違えたとき、知識の有無や精度が原因で間違えたのか、思考過程に瑕疵があるために間違えたのかを知ることがとても大事であると思います✨
前者の場合には単純に知識を正確に記憶していないだけなので、テキストに戻り条文知識を確認しておかなければなりません😣
そうすることによって、同じ知識を問う問題を正解することができるはずです👍
しかし後者においては違います🤔
知識はあっても、問われているものとは全然違う知識を引っ張り出してしまっているため、知識の精度を上げようとしてテキストなどを見返しても、根本的な解決になりません😔
下記、平成31年度司法書士試験の午前第14問、令和1年度行政書士試験の問題39問を例に説明していきます✏️
右記の平成31年度司法書士試験の午前第14問は、a(条文知識そのまま)や条文知識を具体例化したA(判例知識など)を間違えた場合、単純にそれぞれの知識がなかった、あるいはところどころ知識があいまいであったという理由が多いかと思いますので、テキストや条文を確認するべきです🤔
特に本問におけるエの「停止条件が成就していない間は」という部分は、条文上では「停止条件の成否が未定である間は」とあるので、このように条文の言い回しに慣れておく必要のあるものは、条文の原文にあたる必要があるといえると思います✏️
過去問の学習の中で、このようなキーワードが出てきた場合には、テキストなどにもしっかりと反映させておくべきです👍
続いて左記の令和1年度行政書士試験の問題39問についてですが、ウからオまでは上記と同様、条文そのままの問題なので説明は不要かと思います🤔
問題はアとイです✏️
アについては、会社法366条1項に似せておりますが、実際には全く違う意味合いになっています
イについては、会社法368条1項をベースに作問されておりますが、「取締役会の目的である事項および議案を示して」という余計な文言がくっついています🤔
アもイも、元となる条文知識”a”とは似ているけれど違うもの”æ”となっているわけですが、この”æ”の問題の特徴は、「余計なもの(要件)が追加されている」か、あるいは「大事な部分(要件)が欠けているか」ということです✏️
本問のアとイのような問題を見たときに大事なことは、自分から知識の網を投げること、すなわち自分が連想した知識の要件を満たしているのか、余計な要件がついていないかを自分から探しにいくことです👍
択一式問題の作問者は、あの手この手で受験生を罠にはめようとしてきます😣💦
本問のアやイのように、一見すると合っていそうな選択肢を作ってくるのです😔
ですから、文節ごとに区切って、要件に過不足がないかどうかを注意深く見ながら、こちらから罠を発見していく方法を取るべきではないかと思います🤔
択一式の問題が苦手だという受験生は、是非参考にしていただければと思います😊
※最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
今回の内容が良いと思われた方は、是非SNS等で共有いただければ幸いです🙇♂️
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